BEAT&Cappuccino

〜 BEAT E07A O/H編 〜


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〜 カプチーノ F6A O/H編 〜

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2007.5月現在店頭で販売しています、カプチーノに搭載したF6A、エンジンオーバーホールの概要を紹介します。 ベースはF6Aツインカム、フルノーマルで特にトラブル無く走行していたものです。

まず、車からエンジンを降ろし不具合を点検、早速異常個所がありました、EGRバルブのダイアフラムが破れています、【画像1】。 その他はF6Aによくあるヘッドカバーからのオイル漏れ、ウォーターホースの破れなどがありました。

 

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次に分解し洗浄、エンジン内部、目視点検、クリアランス計測!文章では一瞬ですが、実際はこれが一番時間と手間がかかります。もっと詳しく言うと汚れ具合でもコンディションの判断ができます。シリンダー、ピストンの磨耗量は基準値内でOK、ピストンリング交換で使用します。コンロッドメタルは交換、メインメタルは一部交換!ここで注意するのはF6Aの場合、純正部品ではメタルサイズ(厚さ)が選べないということです、このエンジンもメインメタル2個は部品で出ないサイズの物が入っていました。闇雲に新品に交換するとクランクが手で回らなくなる場合もあります。クランクは基準値内の曲がりですが修正します。【画像2】【画像3】

 

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ヘッドは消耗品以外は特に交換部品は必要ありませんでした。シートカット、当り幅はターボなので若干広めに設定。ポート研磨はバルブシートからバルブガイド付近までを重点的に、段差がなくなる程度に・・・。

ラッシュアジャスター清掃、エア抜きし点検、こちらも異常なし。【画像4】【画像5】 後はタイミングベルト、テンショナー、ウォーターポンプなど新品を取り付けます。オイルパンは一度仮組みしストレーナーとのクリアランスを確認、ストレーナーがオイルパン底に接触している場合があります!オイルパンに凹みが無くても個体差がありますので要注意です。

以上ですが、やはり、いつも見ているホンダエンジンに比べると個体差が大きく修正箇所が多くあります。別の難しさ(やりがい!?)があるともいえます。



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